不動産会社でOLとして働いている28歳の女性です。
私が住んでいるところは田舎のせいか、25歳頃になると結婚する人が大変多く、結婚をしていなくても婚約者やお付き合いをしている方がいるのが当たり前というような風潮があります。
私自身はそのような事を気に留めたことはなかったのですが、ある時両親から結婚を急かされるようなことを言われたのがきっかけで、結婚について考えたことがありました。
とはいえ、お付き合いしている方もいなかったので、周囲の勧めもあって初めて婚活パーティーに参加したのが26歳の夏でした。
婚活パーティーと聞いて想像していたのは、綺麗なホテルで会食しながら男女が会話を楽しみ、その後に連絡先を交換する、というのが一般的かなぁと思っていました。
しかし田舎のため、そんな素敵な婚活パーティーは開催される訳もなく、野外BBQを通した婚活パーティーでした。
あまり気乗りしなかったのですが、食べ飲み放題で会費は女性1,000円と格安だったのです。
気に入った男性がいなければ一食分浮いてラッキーと思えるだろうと思い、友人と2人で参加しました。
初めての婚活パーティーに参加してみた
申し込みの際に氏名、年齢だけでなく、趣味や職業などについてのアンケートも一緒に記入しました。
婚活パーティー当日、BBQの会場に到着すると、男性が約30名、女性は20名ほどが集まっていました。
中には気合いを入れすぎたのか明らかにBBQには相応しくない服装をした方もちらほら見かけました。
開会前には参加者リストと胸に付ける名札が配られ、主催者から簡単な説明がありました。
その後は早速フリータイムということで食事やお酒を楽しみながら気になった男性とお話できる時間になりました。
しかし初めての婚活パーティーということで気後れしてしまい、なかなか自分から話しかけることができませんでした。
私は男性に対して特に外見のこだわりはなく、
- いかに自分とフィーリングが合うか
- その人と接している時にありのままの自分でいられる気楽さがあるかどうか
を重要視していたので、気に入った男性と話してくださいと言われても、なかなか特定できなかったのも事実です。
ひたすら友人と2人で座って飲んだり食べたりしていると、1人の男性から初めて声を掛けられました。
とても優しい話し方をする方だったので、気負わず話すことが出来ましたが、正直会話が弾んだかと言われると首を傾げてしまいます。
その後も何名かの男性と会話をしましたが、失礼ながらまたお会いしたいと思えるような方が特にいるわけでもありませんでした。
その日の婚活パーティーは終わってしまいました。
一度このような場に参加して免疫が少なからずついたと思っています。
その後は地元で開催される婚活パーティーのみならず、地元から離れたところで開催されている婚活パーティーにも参加しました。
しかし、恐ろしいことに回数を重ねるにつれてお付き合いしたい男性に対する基準が上がっていくのをひしひしと感じました。
現在もたまに婚活パーティーに参加しますが、未だ独り身の私が婚活パーティーで素敵な男性と出会えるかどうかは、私自身にも分かりません。